1994年製のグレッチ6120−60ナッシュビルをリペアさせていただきました
届いたときにはこの状態
今回の持ち主様はまれに見る気持ちの良い方
キミスタさんにお任せするから 全部やってくれ!!
と お金ではなく本当に自分のリペアに価値をみいだしてくれたお方でした。
トレッスルブレイシングなどやりましたのでお楽しみに
パーツをバラして
フレットチェック
楽器屋さんに持っていって断られてしまったこともあると聞きました
買ってから一度もすり合わせすることなく よく弾いてもらえた!
寿命まで弾ききった!と 言わんばかりのフレットの減り方で
気持ちよく交換させていただきました。
この黒いホジションマーク
ヴィンテージのように 赤いドットに交換です
さてやってきました 今度は本体の内部です。
一本たっている柱を除去
トレッスルブレイシング(トレッスルブレーシング)
今回は1959年スタイルの ライトブレイスに改造しました
枕をバックボディ裏に密着させるのにとても時間がかかりました。
(濡れて見えるのは接着剤です)
今回は完全再現に挑戦しました
今まではネック側もブリッジ下のように枕を入れていたのですが
今回は59年を完全再現なので
ネック側をこんな感じに仕上げました
(密着出すの容易じゃなかった)
こちらが1959年製の6120の中身です
ボディが組まれてからの作業をしているので
渡りの幅が違ったりネック側のカーブが直角ですが
ほぼ完成系に近づいたのではないでしょうか
現行品にはまだない使用 1959年を再現してみました
生音のエアー感は多少なくなりますが
アンプにつないだときのハウリングのしにくさ
音の延び、まとまりに腰が出てきてヴィンテージを再現したい方にはオススメです
なんといってもお腹に伝わる振動が格別に変わりました。
ブリッジの台座をすり合わせます
固定加工をしました
ちらっと見えましたね
マニアックなピックアップを搭載します
TV-jonesから出た最新作
レイバッツです
見た目も作りもビンテージそっくり
なんといってもPAF印字はマニアな方にはたまらないものだと思います。
これをHOT ROD配線で仕上げます
ビグスビーもヴィンテージスタイルに
ブリッジはギブソン製のABR-1
バリが目立ったので カドを削って滑らかにしました
ペグを取り付けようとしたら ねじが埋まってたから除去
スパーゼルだからこの位置は関係ないのですが
直しました
ジャックはブライアンセッツァーの初代6120のように
大きめのアルミプレートタイプをつくり
完成しました。
フレットが新品になり、ブリッジも性能があがり
トレッスルブレイシングになって
ピックアップはレイバッツ、ホットロッド配線
音が気になる方は連絡ください
使えなくなってしまった部分を再生させ
以前よりもパワーアップできたと思います
よみがえったこのギターは
これからもっと大事にしてもらえると思うと
とてもうれしくなります
これからの活躍に期待です
ありがとうございました。